花井葵 一人でレッスンを抱え込み ― 生徒さんが来なかった日や集客が伸び悩む日が続くと、ヨガインストラクターは強い孤立感に陥りがちです。実際、フィットネス指導者の３人に１人が「職業的孤独」を経験し、燃え尽き寸前まで悩みを誰にも打ち明けられないという調査もあります 。そこで今回は、相談者Ａさん（駆け出しインストラクター）が、ベテラン講師 磯部佳世子先生 に悩みを打ち明ける対談形式で「少人数クラスが続いて恥ずかしい」「集客ができず自信をなくす」瞬間の乗り越え方を深掘りします。途中に対談動画も差し込み、読了後すぐに実践できる“５つのアクション”を提示しました。
磯部佳世子 × 悩みを抱える相談者Ａさん ― 対談ハイライト
Ａさん
「生徒さんが１人も来ない日があって……恥ずかしくて誰にも言えません。」
佳世子先生
「それ、インストラクターなら誰でも通る道だよ。小さいクラスって実はチャンス。深い指導ができるし、生徒との信頼が育ちやすいんだ。」
Ａさん
「でも“集客できない私はダメなんだ”と自分を責めちゃいます。」
佳世子先生
「そんなときは“セルフ・コンパッション(自分への思いやり）”が効く。自分を責める代わりに “今は学習中” って声をかけると、恥やストレスが和らぐよ。」
Ａさん
「先生も新人の頃は同じように悩まれましたか？」
佳世子先生
「もちろん！ “私に教える資格あるの？”って。でも仲間に話したら『みんな同じだよ』って。共有するだけで楽になるんだよね。」
Ａさん
「相談できる仲間がいないんです……。」
佳世子先生
「だったら“会いに行ける人”を探そう。オンラインコミュニティとかポッドキャストで先生同士の悩みを共有してる場があるよ。もちろん、enyoginiの無料勉強会に参加してくれても大歓迎！」
悩みを抱え込まないための３つの視点
1. 孤独は構造的な問題、あなたの能力不足ではない
グループ指導者はシフトが不規則で同僚とすれ違いが多く、孤立を感じやすい職業。
2. 少人数クラスは“プレミアム指導”に化ける
定員４〜６名のクラスは一人当たりの満足度が高く、口コミ率が大きいという調査結果もあります。質を高めれば次回予約が取りやすくなります。
3. 自己批判よりセルフ・コンパッション
慢性的な恥は燃え尽きを加速させるが、自分への思いやりが緩衝材になります 。
いますぐ試せる５つのアクション
| アクション | 効果 |
|---|---|
| ① １行ジャーナルで感情を言語化 | 恥や不安を客観視してリセットしやすい |
| ② ピア・バディを１人見つける （職場の同期や先輩・後輩の２人ペア） | 週１で悩みを共有し、孤立・離職リスクを 下げる |
| ③ 自主練・少人数クラスを動画で記録 | “教えやすい型”を発見し、次回レッスンに即活かせる |
| ④ オンラインコミュニティに加入 | 全国の仲間と情報交換でき、最新ノウハウを吸収 |
| ⑤ マイクロニッチでSNS発信 | 共感度が上がり、自分に合う生徒さんとつながりやすい |
まとめ — 「話していい場所」を自分から探そう
孤独や恥は、インストラクターという働き方の構造が生むものです。相談できる相手を１人でも作り、仲間の中で自分を“平均化”することが最大の解毒剤かもしれません。
最初は「やり方がわからなくて当たり前」。だからこそ “できる人のところへ会いに行く・話しに行く” を習慣にしましょう。座談会動画や上の５ステップをヒントに、今日から一歩ずつ孤独の殻を破ってみてください。
「オンラインで悩みを相談できる場がほしい…」と感じたら、ヨガインストラクターつながりサロン enyogini へどうぞ。現役講師が集まり、レッスンの悩みや発信アイデアを気軽にシェアしています。
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気軽にのぞいて、同じ想いを持つ仲間とつながってくださいね。